2007年3月のコメント
今年の冬は暖冬で、冬らしい日々が少ないと思っていたら、すでに本当の春がめぐって来ていましたね。お教室が自宅から駅前のマンションに独立してから8年が経ち、この春で9年目を迎えます。それ以前に自宅での7年間を加えると15年の年月が経過しました。常に新しいレシピを摸索しているうちに600種類に近いメニューが出来上がってきました。
15年前にロンドンから帰国して、娘の幼稚園のサンドイッチ会に作って持って行ったケーキを食べたお母様方や、息子の小学校のクラスのお母様方をお茶にお招きして作ったケーキやスコーンが好評で、ご近所の方6名で自宅でいっしょにお料理を作った事が始まりでした。
ロンドンでお客様をする時に好評だったメニューや駐在員の奥様達に喜ばれたメニューを教えていくうちに、ある時息子に「お母さんのお料理はおいしいけれど、ロンドンのソーホーで食べた飲茶は作れないでしょ。」とこの一言はレシピ開拓の意欲を掻き立てられました。
その時に出来た生徒さん言う「絶品のシュウマイ」や「マーボー豆腐」はその後 中華の槻谷教室 のファンと沢山出会えるきっかけとなりました。中にはご主人が丸の内で食べるお店より美味しいので、この先生に中華料理を全部習ってくる様に言われたなど、生徒さんの家族から一番リクエストの高いのが中華料理みたいです。
先日のアンケートでも奇をてらうアイデアメニューより毎日食べたいポピュラーな家庭料理がおいしかったことが、都心からずいぶん離れたこの教室でも、おおぜいの方にしかも長く通って頂いている理由の1つでしょうか。
お料理を作らなくなっている昨今ですので、時間短く簡単に作るのもお料理上手になる道でしょう。でも繰り返し毎日でも食べたい定番の家庭料理が特別の味で、その準備などに家庭で作ることの工夫や作り易さを入れているのが槻谷教室の特徴です。
とにかく愛する人や、人の交流の場で作ってみて下さい。「驚くほどの評価」や「お褒めの言葉」を頂けば、(作り甲斐)=(お料理を取り組む気持ちになる)=(お料理上手を言われる楽しみ)になられる人が多いのです。 その話を聞いた私はまた新たなレシピを開拓する原動力となりました。
私自身、大学生の頃から有名なお料理教室に通っていたのですが、集団レッスンで習ったメニューは身につかなくて味も永く使えるものではなかったです。ですから常に皆さんが一生使えるレシピにと考えてレッスン展開をしています。習ったけれど結局家では作らない、作る気になれない味ではもったいないですものね。1回1回のレッスンにいらした時間が無駄にならない様、「永遠のレシピ」として使って頂けなければ、申し訳ない気持ちで毎回のレッスンに臨んでます。
4月から、新たに入門コースを作る予定でいます。人気の高い手近なメニューを槻谷流の味で出していく予定です。お料理初めての方や男性の生徒さんにも、良いコースでしょう。詳しくはまたお伝えします。
今月も沢山の生徒さんの笑顔にお目にかかれます様、心待ちにしながらご準備してますからね。
槻谷寛子
【Aコース】
・ポテトコロッケ
・チキンピラフ
・野菜スープ
・紅茶シフォンケーキ
【おもてなしAコース】
・花ちらし
・松前焼き
・白魚の卵とじ椀
・ココアロールケーキ
【おもてなしBコース】
・ふかひれのスープ
・ホタテ貝の豆鼓炒め
・チャーシューバン
・タルトタタン
【ミルフコース・ウイークデーコース】
・イカ団子
・スルメとセロリの炒め物
・豚細切り肉の焼きビーフン
・マンゴプリン杏仁豆腐
【アフタヌーンティースペシャル】
・アフタヌーンティースペシャル